近年Global GTやFXGTなどの新規ブローカーが立ち上がっており、トレーダーの中では話題になっています。GTグループの運営しているブランドは5つあり、複数の会社が経営に携わっています。そこでどのような会社が関わっているのか、そしてライセンスは取得できているのかを記事としてまとめています。
運営会社
運営会社は360 Degrees Markets Ltdです。360 Degrees Markets Ltdの所在地はセーシェル。セーシェルは金融関連の会社が多く存在する島国で、FXを運営している会社が多く置かれています。これはセーシェルの規制が比較的緩いことが影響しています。しかしこの企業だけではありません。他にもTEC International (Cyprus) LtdやISPASS Technologies Ltdなど複数の会社によって経営されています。
Company Name | Location | License | Address |
360 Degrees Markets Ltd | Seychelles | FSA | Suite C, Oion Mall, Palm Street, Victoria, Mahe, Seychelles |
GT IO Markets (Pty) Ltd | South Africa | FSCA | Aurora Drive, Liberty Life Building 21, Office 125, 1st Floor Umhlanga, 4301 Kwa-Zulu Natal South Africa |
TEC International (Cyprus) Ltd | Cyprus | CySEC | – |
ISPASS Technologies Ltd | Cyprus | – | – |
Hatio Ltd. | Marshall islands | – | Trust Company Complex, Ajeltake Road, Ajeltake Island, Majuro, Republic of the Marshall Islands MH96960 |
ライセンス
運営会社は多くあるのですが、ライセンスをそれぞれ取得しています。これはホームページでも一番下に記載がされており、確認することができます。また運営会社が立ち上げている各ブランドでは取得ライセンスを明記していたりしていないものもあります。ブランドによってライセンスの取得状況が違います。これはブランドを運営している会社がそれぞれ違うからです。

Brand | Company |
Global GT | 360 Degrees Markets Ltd, GT IO Markets (Pty) Ltd, ISPASS Technologies Ltd, TEC International (Cyprus) Ltd |
FXGT | 360 Degrees Markets Ltd, TEC International (Cyprus) Ltd, ISPASS Technologies Ltd |
Crypto GT | Hatio Ltd |
360 Degrees Markets Ltd
360 Degrees Markets LtdはFXGTやGlobal GTの運営をメインで行っている会社です。360 Degrees Markets Ltdではセーシェル共和国のセーシェル金融庁のライセンスを取得しています。
GT IO Markets (Pty) Ltd
GT IO Markets (Pty) Ltdは南アフリカの会社です。Global GTはGT IO Marketsが運営に関与しており、南アフリカのライセンスであるFSCAを取得しています。
TEC International (Cyprus) Ltd
グループ会社に当たるTEC International (Cyprus) Ltdでもキプロスで、審査基準はセーシェル共和国に比べるとかなり厳しいライセンスを取得しています。
ISPASS Technologies Ltd
ライセンス取得について、各ホームページでは記載がありません。これはグループ会社のため、記載する必要がないためです。
Hatio Ltd
Crypto GTに特化して運営に関わっている会社です。本社はマーシャル諸島にあります。しかしライセンスがありません。

サービス制限
じつはどのブランドでもサービス制限を敷いていることが多いです。共通してアメリカ、EU、北朝鮮、イラン、カナダ、ベリーズで制限をしています。イランや北朝鮮は、そもそも国際的に孤立している国であるため、制限されるのは当たり前です。アメリカやEUでは法律の問題があり、勧誘ができないことになっています。これらの国の方が利用する場合、全ての問題が起きても自己責任と判断しなければなりません。
各ブランドの特徴と比較
本ブログではGlobal GT、FXGT、Crypto GTの3つのブランドを紹介しています。それでは、この3つにはそれぞれどのような特徴を持っているのでしょうか。比較してみました。
Global GT | FXGT | Crypto GT | |
本社 | South Africa | Seychelles | Seychelles |
対応言語 | English Spanish Arabic Turkish Thai Vietnamese | Japanese English Thai Malay | Japanese English |
ライセンス | FSCA FSA | FSA CySEC | – |
利用禁止国 | United States Canada EU Iran North Korea Belize | United States Canada EU Iran North Korea Belize | United States Canada EU Iran North Korea Belize |
取り扱い商品 | 外国為替 個別株 仮想通貨 貴金属 エネルギー 株価指数 GTi12 NFT | 外国為替 個別株 仮想通貨 貴金属 エネルギー 株価指数 GTi12 NFT | 外国為替 仮想通貨 貴金属 株価指数 |
最大レバレッジ | 1:1000 | 1:1000 | 1:500 |
トレードツール | MT5 | MT5 | MT5 |
ボーナス | 〇 | 〇 | 〇 |
デモ口座 | 〇 | 〇 | 〇 |
最低入金額 | $5 | $5 | – |
マージンコール | 50% | 50% | 50% |
ストップロス | 20% | 20% | 20% |
基軸通貨 | USD EUR ZAR BTC ETH USDT | ADA BTC EUR JPY USDT XRP | – |
Global GT
Global GTは世界のトレーダーに対して、サービスを提供している会社になります。本社が南アフリカと言うこともあり、アフリカ圏や南アジアでユーザーが多いことが特徴です。さらにはイスラム圏ユーザー専用の口座タイプも用意されています。仮想通貨は30種類の取扱通貨ペアで取引が可能です。仮想通貨に特化したい場合は、Crypto GTがいいでしょう。2023年時点でGlobal GTとFXGTはFXGTとしてサービスが統合されました。

FXGT
FXGTはGlobal GTとそれほど使える機能や銘柄などは変わりません。このブランドは主に東アジアのユーザーをターゲットにしたサービスを展開しています。そのためユーザーのほとんどは日本人や東南アジア系の方が多いことが挙げられます。そのため、サービス対応も日本語が追加されているのです。仮想通貨は30種類の取扱通貨ペアで取引が可能です。仮想通貨に特化したい場合は、Crypto GTがいいでしょう。

Crypto GT
Crypto GTは仮想通貨に特化したブランドになっています。最大500倍のレバレッジ、業界最狭水準のスプレッドと豪華なボーナスが特徴です。さらに仮想通貨取引所でありながらも、仮想通貨以外の為替や株価指数も取引可能であることなどが挙げられます。ただしGlobal GTやFXGTに比べると、仮想通貨の取扱数はとても多いですが、それ以外の銘柄の取扱数はとても少ないです。仮想通貨は64種類の取扱通貨ペアで取引が可能です。
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