【FXGT】ダブルトップ、ダブルボトムは勝てない？ダマシ

ダブルトップ、ダブルボトムは株やFX,さらには仮想通貨をやっているとよく見るチャートパターンです。しかし実際のところ、この形状があるからと言って、必ず勝てるとは限りません。ダマシがあるからです。ではどのようなケースであれば勝ちやすいのでしょうか？

ダブルトップとは？
ダブルボトムとは？
ダブルトップ・ダブルボトムのサンプル
ダブルトップ・ダブルボトムのトレード戦略
ダブルトップ・ダブルボトムのダマシ
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1. 関連

ダブルトップとは？

ダブルトップとは、上昇トレンドが続いている中で以下のような形状になったチャートを指します。ポイントなのは、2つの大きな山のような形状になるということ、前の高値・安値と同じぐらいでストップして下がるパターンであることがあります。また必ずしも、2個目の山が、前の山よりも低くなるということはないです。2つ目の山が1つ目の山より大きくなることもあります。ダブルトップが高値で起こると、トレンド転換のサインになりやすい傾向にあります。

ダブルボトムとは？

ダブルボトムはダブルトップの逆パターンになります。暴落相場において、最安値付近で大きな谷が2つできる形状を指します。この形状が見られたときはトレンドが下降から上昇に転換すると言われています。これも同様ですが必ずしも、2個目の山が、前の山よりも高くなるということはないです。2つ目の山が1つ目の山より低くなることもあります。

ダブルトップ・ダブルボトムのサンプル

ダブルトップ・ダブルボトムの実例を紹介します。これは実際のチャートになります。EUR/USDの1時間足になりますが、2023年7月のチャートにおいてダブルトップとダブルボトムがあります。見つけ方はとても簡単で、2回高値 or 安値を攻めた形を発見すればいいのです。そしてそのあと押し返されていることがわかるはずです。

Source : Tradingview

ダブルトップ・ダブルボトムのトレード戦略

ダブルトップ・ダブルボトムのトレード戦略としては、とにかく逆張りで大きな値幅を狙うことです。これが証となってトレンド転換することが一般的と言われているからです。狙う値幅はもちろん通貨ペアにもよるでしょう。ニュージーランドドルやスイスフランであれば、スイングトレード向けのペアですから、大きな値幅は取れないでしょう。その一方で、ポンドやユーロであれば、100pips以上は取れることが多いです。しかし次で説明しますが、ダマシも多いのです。

ダブルトップ・ダブルボトムのダマシ

ダブルトップ・ダブルボトムの戦略としては逆張りエントリーが基本です。しかし実際のところはダマシが多いのも事実です。投資に100％はありませんが、残念ながらダマシは良く起こります。ダマシの可能性を低くするためには以下の点に注意が必要です。

時間足

ダブルトップ・ダブルボトムのダマシは1分足や5分足のような短期足ではいつも形成されますが、ダマシになりやすいです。ダブルトップ・ダブルボトムを見つけるときは最低でも1時間、できれば日足や週足で見つけると最高でしょう。長期足になればなるほど、ダマシになりにくいです。時間足が長期になればなるほど逆張りの成功確率は高まっていきます。

エントリーはネックライン

ダブルトップ・ダブルボトムでエントリーする際には、ネックラインを意識しましょう。ネックラインを抜けた後に、一度戻ってくることもありますから、戻ってきた時エントリーします。そして損切りラインは最高値より少し上（最安値より少し下）にして利確ラインは50pips,100pipsと大きく狙うべきです。

トリプルトップ、トリプルボトム

ダブルトップ、ダブルボトムが形成されたらエントリーするのは当たり前かもしれません。しかしその後はトリプルトップ、トリプルボトムになる可能性があります。つまりもう1回大きな山がやってくるケースもあるのです。3つ目の山が一番高い場合などもあるので一回逃げて損切りしなければならないケースがあります。

髭があるかどうか

ダブルトップ・ダブルボトムが形成されると、ダブルトップの場合は上髭がやたら多く出ているかどうかがポイントになります。これが多ければ多いほど、上に行く力が相場には残されていない可能性があります。ダブルボトムの場合はこの逆になります。特に長いヒゲがあると、ストップ狩りをした証拠なので、相場の転換の可能性は上がります。逆に髭が一切ない場合は突き抜けてくるケースが想定されますので、損切りを意識しておきましょう。

トレンド継続中

ダブルトップ、ダブルボトムが形成されてもトレンド継続中の可能性があります。ダブルトップ、ダブルボトムが形成されても、それは一時的な休止をしているだけで、さらにぶち抜いてくる可能性があるということです。抜いてきた場合は、一旦逆張りは辞めて損切りするべきでしょう。この場合は恐らくひげができない限り、大きなトレンドが起こり、逆張りしているとあっという間に資金が消えます。